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〜ボランティアセンターとは〜

ボランティアセンターの種類
1. 全社会的課題領域のボランティア・NPO(非営利組織)活動を支援する“総合的な支援機能”をもつセンター
2. 社会福祉分野の活動を支援するセンター
3. 生涯学習ボランティアを支援するセンター
4. 勤労者の活動を支援するセンター
5. 国際協力・交流活動を支援するセンター
6. 継続的・専門的問題解決能力を持つボランタリーな市民活動組織“NPO”の支援をする中間組織(インター・ミディタリー)

など多種多様。

ボランティアセンターの現状
最近になって、従来の民間によるボランティアセンターに加えて、行政が、市民の多様な活動に対応するためのボランティアセンターを設置する動きが活発になり、1998年には、47都道府県のすべてに県内全域をネットワークするボランティアセンターが設置されています。
また、全国3300の市町村のうち、ボランティアセンターを設置している市町村は、2891か所を超え、全市町村の86%を占めるようになっています。1989年の1275か所と比較すれば、2.3倍に延びており、地域のニーズを反映した結果といえるでしょう。

身近なボランティアセンターの例
つくば市社会福祉協議会ボランティアセンター
つくば市桜庁舎横に併設された社会福祉協議会の一組織であるボランティアセンターでは、地域の活性化に向けて活動するボランティアの支援活動が行われています。
また、組織としては市役所と民間の中間に位置し、官民双方の能力を持ち合わせる立場を利用しながら、幅広い活動、支援をしています。
団体の理念はボランティアという要素を用いて、人々の“自分創り”を支援する場を提供し、その結果地域が活性化され、住みよい街を創りだすことです。



■活動内容について
1. ボランティアの紹介、相談(社会福祉協議会に登録している人対象)
2. ボランティアの登録(団体、個人どちらでも登録可能)
3. ボランティア情報の広報活動(地域の人がボランティアに参加するきっかけとなるよう)
4. ボランティアに関する講座・研修会の開催
5. ボランティア交流会の開催(ボランティアのネットワーク作りの促進のため)
6. 子育てサポートサービス
7. 青少年ワークキャンプ企画の実施
8. 専門的な調査・研究の実施

ボランティアセンターの問題点
地域のボランティアセンターは広く市民全体を対象としているため、学生特有の事情を考慮したサポートは難しいのが現状です。
また、病院など受け入れ側でボランティアコーディネーター等を配置している場合もありますが、効率のよいマッチングのために、反対の供給側にもボランティアセンターが必要になっています。

大学におけるボランティアセンター設置の動き
大学ボランティアセンター設立のきっかけ
1995年1月の阪神・淡路大震災の際、災害ボランティア活動に学生が大きな役割を果たしたことを契機に、学生のボランティア活動にたいする関心が高まり、学生のボランティア活動が盛んになってきました(神戸大学ではこの時集まったメンバーを中心として大学ボランティアセンターが作られました)。

増える学生ボランティア
学生のボランティア活動は、これまで一部の学生の自主的な活動として行われることが多かったのですが、最近では多くの学生がボランティア活動に対して関心をもつようになってきました。

連動する大学の動き
このような中、100を越える大学でボランティア活動を正課に取り入れる試みがなされています。
多くの大学で「学生のボランティア活動情報提供システムの整備」が行われつつあり、現在全国の大学の42%が学生の為のボランティア情報センターを持ち、今後5年以内に設置を予定している大学は45%を超えています。



教育システムへ組みこむ動き
2002年7月の中央教育審議会答申では初めて「大学ボランティアセンター作りの指導」がなされました。

■ボランティア教育政策―中央教育審議会答申「青少年の奉仕活動・体験活動等の推進方策について」の中身
大学におけるボランティア教育プログラムについては近年とみにその必要性が強調され、2002年7月に発表された中央教育審議会答申「青少年の奉仕活動・体験活動等の推進方策について」でも詳細に渡って大学におけるボランティア教育政策が議論されていますが、以下、大学とボランティアに関する該当箇所を拾い上げてみます。

大学、短期大学、高等専門学校、専門学校などにおいては、学生が行うボランティア活動等を積極的に奨励するため正規の教育活動として、ボランティア講座やサービスラーニング科目、NPOに関する専門科目等の開設やインターンシップなどを含め学生の自主的なボランティア活動等の単位認定等を積極的に進めることが適当である、としています。
また、学生の自主的なボランティア活動を奨励・支援するため、大学ボランティアセンター開設などの学内のサポート体制の充実、セメスター制度や、ボランティア休学制度(休学期間の授業料の不徴収、在籍年数制限からの除外等)など活動を行いやすい環境の整備、学内におけるボランティア活動の機会の提供などに取り組むこと、について強調しています。
特に学生支援体制では、地域のボランティアセンター、学生関係団体等とも連携しつつ、大学内において学生部等に情報提供や相談窓口の開設、大学等のボランティアセンターの開設(専任職員、学生ボランティアの配置)、また、開設するボランティアセンターにおいては

1. 学生のボランティア活動等に関する情報収集・提供
2. 学生向けプログラムの開発
3. 場の開拓
4. ボランティア養成講座の開催等の事業を行う

など詳細な支援策を講じることの必要性を具体的に指摘しています。
一方、こうした大学や学生の取り組みを支援するため「国においてボランティア教育や活動を積極的に推進する大学等に対する支援措置を講じることが適当である」と国の積極的支援方策を促しています。
さらに今後、大学等の評価においてボランティア活動等に係る教育の取り組みや学生の自主的ボランティア活動等を評価指標の一つとして適切に位置付けることも検討することについても記されています。

答申の全文

現在の状況
最近の調査によれば、判明しているだけで、大学等あるいは学生が作るボランティアの支援組織・ネットワークは約70存在しています。

大学ボランティアセンター増加の理由
なぜこのように増えているのか、それにはいろいろな理由が考えられますが、その中でも大学を取り巻く環境の変化に起因する事由が挙げられます。教育改革・大学改革・大学の生き残り・地域における大学の役割。今、大学の存在意義が改めて問われているのです。
そんな大学の持つ人材の、社会への提供、あるいはキャンパス外の教育資源の活用、これらのための新たなツールとして注目されてきているのが「学生のボランティア活動」なのです。



上記内容の参考資料
参考資料として文部科学省の、大学ボランティアセンターに関する資料を挙げさせて頂きました。
興味のある方はどうぞご覧下さい。

大学や、大学生と連携した取り組み事例
地域資源を活用したボランティア活動の推進方策等に関する調査研究 ボランティア先進事例調査 報告書
大学における学生生活の充実に関する調査研究会 (第1回)議事要旨
ボランティア活動活性化のための調査研究報告書
ボランティア活動等に関する現状関係
議事録・配布資料(第10回) 中央教育審議会生涯学習分科会