発行にあたって

筑波大鉄研「旅と鉄道の会」会長 細内 崇裕


 この度は、学園祭企画「でんしゃであそぼう」へのご来場、並びに当誌「旅人キドリ」のご入手、誠にありがとうございます。

 筑波大鉄研「旅と鉄道の会」は、その名の通り旅行や鉄道・交通を軸とした活動を行う、文化系サークル連合会所属のサークルです。
 会のメインとも言えるイベントは、年五回開催される公式旅行です。毎回、会員から行きたい場所を提案してもらい、プレゼンと投票によって行先を決めていきます。移動手段は、鉄道に限らず、貸切バス、レンタカーなど行先に応じて柔軟に決めています。参加者全員が同じ行程で動くこともあれば、現地で班に分かれてそれぞれ行きたい場所を訪れることもあります。旅先の風土に触れるのはもちろん、移動そのものにも価値を見出すのも、たびてつの旅行の特徴です。
 公式旅行の他にも、有志会員で旅行をしたり、個人で行ってきた旅行の土産話をし合ったりと、互いの趣味を共有し、絆を深める機会を持つようにしています。
 もう一つの鉄道・交通に関しては、班活動を行っています。鉄道模型の運転会や展示を行う模型班と、鉄道のダイヤやバスの車両などの研究を行う研究班があり、それぞれの興味に応じて自由に参加してもらっています。

 当会の会誌『旅人キドリ』は、雙峰祭と新歓の際に発行しており、公式旅行の旅行記と、会員の個人的な活動の記録や成果まとめた寄稿文の二つに分かれています。同じ旅と鉄道の会の会員でも、特に興味のある分野はさまざまで、個性あふれる記事が掲載されています。独自の視点からの旅行の思い出や、個人での活動の様子に少しでも触れていただけたら幸いです。


旅人キドリ 2023年雙峰祭号