発行にあたって

筑波大鉄研「旅と鉄道の会」会長 山門 然


 この度は、学園祭企画「でんしゃであそぼう2024」へのご来場、および会誌「旅人キドリ2024年雙峰祭号」のご入手、誠にありがとうございます。

 当会は、旅行や鉄道を中心とした交通に関する活動を行う文化系サークル連合会所属の大学公認サークルで、会内では「たびてつ」の通称で呼ばれます。それでは、簡単に当会の活動についてご紹介いたします。
 当会の主軸ともいえるイベントは、年に5回開催される「公式旅行」です。都度、会員から希望の行き先を募集し、プレゼンを行ったうえ投票によって行き先を決定します。その行き先・交通手段は多岐にわたり、直近では本年の夏旅行では日帰りで秩父に、その前の新春旅行では1泊2日で伊豆大島を訪問しました。会員は必ずしも全員が鉄道のみを趣味の対象としているわけではなく、場合によっては車を使用して移動したり、船を使用して移動したりと、様々な移動手段を使って旅行を行うことが当会の特徴です。このように、ただ目的地を観光するだけではなく、その過程の移動手段も工夫し楽しむのが当会の旅行ならではの面白さです。
 活動は旅行だけではなく、毎週火曜日に大学内の文化系サークル会館にてミーティングを行っています。そこでは雑談をしたり、ゲームをしたりと、様々なツールを通して会員同士の親睦を深めています。自らの趣味について共有し語り合うことができる仲間の存在は、他には代えられないものです。

 会誌「旅人キドリ」は雙峰祭号と新歓号の年2回発行となっており、公式旅行の旅行記に加えて会員の個人的な旅行記や活動の記録など、様々なジャンルの記事が寄稿されます。会員の個性的な視点から描かれた寄稿文の数々をお楽しみいただければ幸いです。


旅人キドリ 2024年雙峰祭号