2024年新歓旅行記(ひたちなか・大洗)
旅人 タビテ・ツクバ
大学3年生ともなると、〇職活動やら卒〇研究やらがチラついてくる時期だ。そんな折、新歓旅行の記事を書いてくれないかとお願いされた。そんな何ヵ月も前のことなんて覚えてないよ~とか思いつつ、書いてみることにした。
ところで、この記事が載るのはキドリの雙峰祭号である。雙峰祭となると大人の方以外にも若年層の読者もおられるだろう。それなのに小さな文字ばかりの文章では読みづらいかもしれない(自分も論文の文字が多すぎて読むの飽きることとかあるし)。だとすれば、一例として文字を大きくして見るのはどうだろう。
……あまりふざけすぎると編集の人に怒られるからやめておこう。あとホームページの電子版ではさっきの文字の大きさが反映されてないと思うよ、残念!(←何が)
前置きはこれくらいにして、5月12日(日)の午前9時過ぎ、一行はつくばセンターに集まった。
大体の旅行ではここからつくばエクスプレスに乗って東京方面を目指すが、今回の目的地はひたちなか・大洗・水戸方面。路線バスに乗って土浦駅を目指す。土浦駅からはJR常磐線に乗車、ボックスシートに腰を下ろす。常磐線で北上するのはいつ以来だろうか。あれか、昨年の夏につくばから宇都宮に帰省するのに「夏のいばらきフラワー号」に乗った時以来か。土浦の数駅北にある石岡駅と宇都宮駅とを水戸線経由で結んだ一日限りの特急列車だ。石岡駅からバスで30分のいばらきフラワーパークでは四季折々の花々を鑑賞できる。茨城県民なら一度訪れてみてはどうか。
大学3年生ともなると、〇職活動やら卒〇研究やらがチラついてくる時期だ。そんな折、新歓旅行の記事を書いてくれないかとお願いされた。そんな何ヵ月も前のことなんて覚えてないよ~とか思いつつ、書いてみることにした。
ところで、この記事が載るのはキドリの雙峰祭号である。雙峰祭となると大人の方以外にも若年層の読者もおられるだろう。それなのに小さな文字ばかりの文章では読みづらいかもしれない(自分も論文の文字が多すぎて読むの飽きることとかあるし)。だとすれば、一例として文字を大きくして見るのはどうだろう。
ほら、こんなふうに。
……あまりふざけすぎると編集の人に怒られるからやめておこう。あとホームページの電子版ではさっきの文字の大きさが反映されてないと思うよ、残念!(←何が)
前置きはこれくらいにして、5月12日(日)の午前9時過ぎ、一行はつくばセンターに集まった。
大体の旅行ではここからつくばエクスプレスに乗って東京方面を目指すが、今回の目的地はひたちなか・大洗・水戸方面。路線バスに乗って土浦駅を目指す。土浦駅からはJR常磐線に乗車、ボックスシートに腰を下ろす。常磐線で北上するのはいつ以来だろうか。あれか、昨年の夏につくばから宇都宮に帰省するのに「夏のいばらきフラワー号」に乗った時以来か。土浦の数駅北にある石岡駅と宇都宮駅とを水戸線経由で結んだ一日限りの特急列車だ。石岡駅からバスで30分のいばらきフラワーパークでは四季折々の花々を鑑賞できる。茨城県民なら一度訪れてみてはどうか。
話が早々に脱線してしまったが、電車は水戸駅の一つ北の勝田駅に到着。ひたちなか海浜鉄道に乗り換える。ひたちなか海浜鉄道は、かつて茨城交通の路線であったが、経営悪化のため廃線の危機を迎えたところ、ひたちなか市が出資し、第三セクターとして再出発することになったのだ。その後は業績が改善し、近年では国営ひたち海浜公園までの延伸計画も持ち上がっている。一両のディーゼルカーは座席がほぼ埋まった状態で発車。両側に田んぼが広がる風景の中、軽やかにレールの音を響かせながら走る。那珂湊駅、11時31分着。
列車を降りた後は那珂湊漁港へ向かう。那珂湊はかつては水戸藩の商港として栄えたが、水上交通が廃れた後は漁港に転換された。現在の那珂湊漁港を代表する魚としては、ヒラメ、カツオ、サンマがある。漁港前に11店舗が軒を連ねる那珂湊おさかな市場では、旬の魚介類、那珂湊や近海で漁れる地魚を豊富に取り揃えている。
このあたりで昼食をとるべく、和風レストランに入る。5人分の代金を支払うとなると、財布が一気に軽くなる。だが、次々と出てくる料理を見てびっくり。でかい。いわゆる観光地価格で誤魔化されているのではなく、しっかりと量が確保されていて好感が持てる。料理が揃ったところで、いただきます。うまい。もうちょっと自分の語彙力が何とかならないかと思うが、本当にうまいのだから仕方ない。
このあたりで昼食をとるべく、和風レストランに入る。5人分の代金を支払うとなると、財布が一気に軽くなる。だが、次々と出てくる料理を見てびっくり。でかい。いわゆる観光地価格で誤魔化されているのではなく、しっかりと量が確保されていて好感が持てる。料理が揃ったところで、いただきます。うまい。もうちょっと自分の語彙力が何とかならないかと思うが、本当にうまいのだから仕方ない。
腹を満たし、だいぶ軽くなった財布をしまって外に出る。ひたちなか市から歩いて那珂川をわたり、大洗町に入る。大洗町に入ってすぐのところに、イルカショーで有名な大洗水族館があるが、今回は行程の都合上入れない。ここから路線バスに乗って南下する。10分ほど揺られて次の目的地、大洗磯前神社に到着する。大洗磯前神社は9世紀に創建され、海上交通の守り神として信仰されている。ここを有名にしているスポットとして、「神磯の鳥居」がある。海岸沿いの岩礁に建てられている鳥居で、御祭神が降臨されたと伝わる神聖な場所とされている。また日の出の名所として知られており、朝日が昇る時には、鳥居がオレンジ色に染まり、海が金色に輝く美しい光景が広がるん……おい、今日はなんか曇ってるぞ。それでも、荒波が岩礁にダイナミックに砕け散る様は独特な厳かさを醸し出しているといえよう。
大洗からは路線バスで水戸に戻る。時間が合えば、県央を走るもう一つのローカル線・鹿島臨海鉄道に乗ってみたかったが、今回は断念。とはいえ、少々時間が余っているので水戸城を訪れることにした。江戸時代、水戸城は徳川御三家の一つである水戸徳川家の居城となっていた。城の中を水郡線の線路が通っているのが特徴的である。また水戸城内にある弘道館は、9代藩主の徳川斉昭によって創設された藩校であり、学問・武芸が教えられていた。現在は偕楽園とともに梅の名所となっている。
水戸からは高速バス「TMライナー」に乗車する。水戸とつくばを最速1時間10分で結ぶ高速バスだ。座席間隔が広く、リクライニングも深く倒れて快適だ。今日使った交通費・昼食費を計算しつつ、また明日から忙しい日々が始まるぞ~いということで、19時30分つくばセンター着。この旅はここでお開きとなった。
このように筑波大鉄研「旅と鉄道の会」では、単に鉄道を楽しむだけにとどまらず、公共交通機関を駆使してたくさんの場所を旅行している。(現在もしくは未来の)筑波大生諸君、もし縁があればたびてつ<ウチ>に来てはいかがだろうか。お待ちしています。
旅人キドリ 2024年雙峰祭号
旅人キドリ 2024年雙峰祭号