2024年夏旅行記(埼玉・秩父)
旅人 棒人間の人
記録的な猛暑真っ只中の7月21日(日)に、本サークルの部員11名で夏旅行に行ってきた。行き先は埼玉県秩父地方。秩父鉄道と長瀞が主な目的地である。山間部だから一見涼しいのではと思いきや、どうやら盆地なのでつくば以上に暑いかもしれないとのこと。各自万全な熱中症対策をしたうえで旅行に臨んだ。
秩父への行き方は、特急が使えるなら西武のLaview一択だと思うが、大学生である我々(の多く)は金欠なので特急に乗る余裕はない。そのため西武経由だけでなく東武の寄居駅から秩父鉄道に乗り換えるルートも考えたが、昼食時間の関係で西武経由を採用した。
朝7時19分、藤代駅が最寄りの私は常磐線で出発した。その後TXでやってきたつくば集合のメンバーと北千住で合流し、常磐線快速と山手線を乗り継ぎ、西武鉄道のターミナル池袋へ到着。券売機で「秩父フリーきっぷ」を購入した。西武の往復乗車券と秩父鉄道・西武秩父線のフリーきっぷが1つになった優れ者である。
9時03分、飯能行の急行電車で出発。車内はおなじみの4扉ロングシートだが、座席は肘掛けとヘッドレスト付きの快適仕様。椅子もフカフカだったので思わず感激し、写真まで撮ってしまった。電車は50分ほどで終点に到着。飯能は5年前に開業したムーミンバレーパークの最寄り駅なので、駅名標にはムーミンの仲間たちが描かれていた。またホームからは同駅でスイッチバックする特急Laviewも見ることができたが、それにしても窓が異様に大きな車両である。車外から乗客の膝や座席の網がはっきり見えるほどで、見晴らしの良い電車でプレミアムな旅をさせたいという西武のこだわりを感じた。
記録的な猛暑真っ只中の7月21日(日)に、本サークルの部員11名で夏旅行に行ってきた。行き先は埼玉県秩父地方。秩父鉄道と長瀞が主な目的地である。山間部だから一見涼しいのではと思いきや、どうやら盆地なのでつくば以上に暑いかもしれないとのこと。各自万全な熱中症対策をしたうえで旅行に臨んだ。
秩父への行き方は、特急が使えるなら西武のLaview一択だと思うが、大学生である我々(の多く)は金欠なので特急に乗る余裕はない。そのため西武経由だけでなく東武の寄居駅から秩父鉄道に乗り換えるルートも考えたが、昼食時間の関係で西武経由を採用した。
朝7時19分、藤代駅が最寄りの私は常磐線で出発した。その後TXでやってきたつくば集合のメンバーと北千住で合流し、常磐線快速と山手線を乗り継ぎ、西武鉄道のターミナル池袋へ到着。券売機で「秩父フリーきっぷ」を購入した。西武の往復乗車券と秩父鉄道・西武秩父線のフリーきっぷが1つになった優れ者である。
9時03分、飯能行の急行電車で出発。車内はおなじみの4扉ロングシートだが、座席は肘掛けとヘッドレスト付きの快適仕様。椅子もフカフカだったので思わず感激し、写真まで撮ってしまった。電車は50分ほどで終点に到着。飯能は5年前に開業したムーミンバレーパークの最寄り駅なので、駅名標にはムーミンの仲間たちが描かれていた。またホームからは同駅でスイッチバックする特急Laviewも見ることができたが、それにしても窓が異様に大きな車両である。車外から乗客の膝や座席の網がはっきり見えるほどで、見晴らしの良い電車でプレミアムな旅をさせたいという西武のこだわりを感じた。

10時05分、西武秩父行の普通列車で飯能駅を後にした。車両は飯能までとは打って変わって2扉クロスシート、車内広告はほぼ無しというローカル仕様で、同じ会社でも地域によってここまで違うのかと思った。とはいえ座席は相変わらず快適で、窓にはカーテンもついていた。夏休み期間の土日というだけあって、3 両編成の電車は親子連れや年配の方々、登山客などでいっぱいになった。単線である西武秩父線は列車同士の行き違いが多く、西吾野駅では停車時間中に写真を撮ることができた(上写真)ほか、正丸~芦ヶ久保間では全国的にも珍しいトンネル内での停車・行き違いを見ることができた。

11時過ぎに西武秩父駅(上写真)に到着後は一旦解散し、自由時間となった。私はまず西武秩父駅に隣接する商業施設「祭の湯」でお土産を買い、秩父名物わらじカツ丼を食べた。ご飯の上に履物のわらじのような薄くて大きなカツが載っている料理で、味付けがとても良かった。その後はちちぶ銘仙館を見学。かつて全国的な特産品だった秩父銘仙の製造工程を見学できたほか、試着体験もできた。ところが時間が押してしまい、急ぎ足で向かうことに。行く予定だった秩父まつり会館を断念し、秩父神社も一目見るだけだった。しかし途中の踏切で運良くSLパレオエクスプレスと遭遇し、大迫力の機関車を間近で見ることができた。
12時35分に秩父駅で再集合し、秩父鉄道で上長瀞駅へ向かった。元都営地下鉄の古びた電車は観光客で賑わっていた。到着後は2度目の自由時間。各自で見て回ったあと長瀞駅で再集合...という予定だったが、あまりの猛暑ゆえ、外に出るよりずっと電車に乗るほうが涼しいと言った部員がいたため西武秩父駅集合に切り替えた。
折り返して秩父鉄道終点の三峰口駅まで行った部員もいたようだが、私は暑さなんかに負けねぇぞと言わんばかりに長瀞へ駆け出した。しかし結局耐えられなくなって近くにあった埼玉県自然の博物館に駆け込んだ。長瀞は1878年にドイツの地質学者ナウマンが訪れて以来、日本の地質学の研究拠点となったことから「日本地質学発祥の地」と呼ばれているそうで、館内には長瀞周辺の岩石や化石、動植物のレプリカなどが展示されていた。また、林間学校に来ていたらしい埼玉県内の中学生がたくさん訪れていた。
12時35分に秩父駅で再集合し、秩父鉄道で上長瀞駅へ向かった。元都営地下鉄の古びた電車は観光客で賑わっていた。到着後は2度目の自由時間。各自で見て回ったあと長瀞駅で再集合...という予定だったが、あまりの猛暑ゆえ、外に出るよりずっと電車に乗るほうが涼しいと言った部員がいたため西武秩父駅集合に切り替えた。
折り返して秩父鉄道終点の三峰口駅まで行った部員もいたようだが、私は暑さなんかに負けねぇぞと言わんばかりに長瀞へ駆け出した。しかし結局耐えられなくなって近くにあった埼玉県自然の博物館に駆け込んだ。長瀞は1878年にドイツの地質学者ナウマンが訪れて以来、日本の地質学の研究拠点となったことから「日本地質学発祥の地」と呼ばれているそうで、館内には長瀞周辺の岩石や化石、動植物のレプリカなどが展示されていた。また、林間学校に来ていたらしい埼玉県内の中学生がたくさん訪れていた。

一通り見終わった後は予定どおり長瀞最大の名所・岩畳を通って、対岸の崖(上写真)を見ながら長瀞駅に向かうことにした。しかし、猛暑の中1km以上歩くのはやはり間違いだった。体中が汗でびっしょりになったため、名勝の景色を楽しむよりも早く室内に入りたいと思うようになった。20分程歩いてようやく駅前の商店街に到着。一目散にかき氷をほおばった。その後駅に到着したが、知らぬ間に電車を逃していたらしく次の便は40分後とのこと。今更歩く気にもなれなかったのでひたすら駅構内で待っていたら、私同様にくたびれた部員たちが集まってきたため、結局5人ほどで電車に乗り込み秩父市街へ向かった。

ただそのまま西武秩父駅へ行っても40分ほど時間が余りそうだったので、秩父まつり会館をリベンジ訪問。短時間ではあったが、高さ10mもの笠鉾(右写真)に圧倒された。17時00分、予定通り西武秩父駅に再集合して出発。行きと同様の経路で帰路についた。途中池袋駅で降りる改札を間違えてしまい迷子になるハプニングがあったが、予定より多少遅れたものの何とか山手線ホームに到着。全員無事に帰ることができた。
入学からわずか3ヶ月で幹事になったため手探りな点が多かったが、先輩方など部員たちの協力により満足できる旅行になったことに、今一度感謝を申し上げたい。また今回の旅行はいつにも増して自由時間が長かったため、人によって行動がかなり違っていたと思うが、私以外の体験についてほとんど書けなかったことをご了承いただきたい。
入学からわずか3ヶ月で幹事になったため手探りな点が多かったが、先輩方など部員たちの協力により満足できる旅行になったことに、今一度感謝を申し上げたい。また今回の旅行はいつにも増して自由時間が長かったため、人によって行動がかなり違っていたと思うが、私以外の体験についてほとんど書けなかったことをご了承いただきたい。