こんにちは!
僭越ながら、令和初のブログ記事を書かせていただきました、TBW19代パイロットの酒井です。
鳥コン合格報告以降、長らくブログを更新していなかったので、今回お伝えしたい内容が沢山あります。大分長めの文章となってしまいましたが、ご容赦ください。
○鳥人間コンテスト2019合格!!
まず、前回のブログでもお伝えしました通り、「鳥人間コンテスト2019」の出場権を得ることができました!
提出書類製作に携わった現役生のみんな、並びにOB・OGさんには感謝してもしきれません。この恩は琵琶湖で最高のフライトをお見せして返すということで……
また、6/23(日)に鳥コン最終説明会が読売テレビ本社で行われたため、代表の細川、設計主任の井出と共に行って参りました。皆さんが気になっているであろう、鳥コン本番でのフライト順も抽選により決定いたしました!
7/28(日)、10番目のフライトです!
TBWの後ろに控えるのは鳥人間コンテスト2017にて40km制覇された『BIRDMAN HOUSE 伊賀』さんです!
プレッシャーが半端ないですが、あまり気にせず、己の力の限り飛びたいですね。
○TF報告
これまで全8回のTFを振り返ってみました。
※パイロット目線の意見・感想です。
〜第1回TF 5/12(日)・第2回TF 5/19(日)〜
当初の予定では5/12(日)・5/19(日)に実施されるはずだった第1回TF、第2回TFですが、主翼トラブルにより事前中止を余儀なくされました。
〜第3回TF 5/26(日)〜
主翼の修復を終え、迎えた第3回TF、場所は初めて使用する小山絹滑空場でした。まるでどこまでも続くかのような芝生、絶好の環境かと思われました。しかし、無視できない地面の勾配と、主翼、駆動部の不具合が相まって、走行試験までということで終了しました。今後TFを行っていく上での不安要素はあらかた洗い出せたのではないかと思います。
〜第4回TF 6/2(日)〜
第4回TFは大利根飛行場で行われました。この日の予定は、走行試験が問題なく遂行できればジャンプ試験に移行、順次、短距離試験へ……という流れでした。今年初の滑走路でのTFということで、会員一同、気合を入れて臨みました。しかし、走行試験の段階で機体がどうしても右ロールしてしまう性質が発覚し、その原因が主翼にあると見て、試験を早々に切り上げ、機体が組み上がっている状態で主翼の考察が行われました。
〜第5回TF 6/9(日)〜
数日前に関東が梅雨入りし、天気も気分もどんよりした雰囲気で迎えた第5回TF。桶川飛行場で実施される予定でしたが、飛行場到着間際に大雨・強風に見舞われ、2時間かけて桶川までやって来た苦労も虚しく、敢え無く撤退となりました。
〜第6回TF 6/16(日)〜
大利根飛行場で行われる予定だった第6回TFですが、天候不良により事前に中止の判断が下されました。
〜第7回TF 6/22(土)〜
流石にTFやらせてくださいと藁にもすがる思いで迎えた第7回TF。初めての土曜TFということで、金曜日の授業の合間を縫ってTF準備を行い、その日の夜、大利根飛行場へ向かいました。この日の天候は好調でした。ジャンプ試験まで進み、完全に浮くまでは行かないものの、前輪、後輪の片方が浮く、までいったところで終了となりました。
〜第8回TF 6/23(日)〜
第8回TFは桶川飛行場で行われました。前日に引き続き天候に恵まれ、更に滑走路が広いということもあり、この回で機体を浮かす段階までこぎつけたいところ。機体がロールする性質はまだ残っていましたが、12本目のジャンプ試験でようやく機体を浮かせることができました。
パイロットの僕を含め、設計主任や製作陣のみんなも胸を撫で下ろしたことと思います。13本目、14本目は短距離試験と銘打って行い、2本とも浮かせることができました。滞空時間は僅かでしたが、その間に尾翼をいじることができ、その時の機体の動き方も体感できたので、この回の収穫はかなりありました。
次回以降は機体を浮かせるまではスムーズに進め、短距離⇨中距離⇨長距離と順次飛行距離を伸ばしていきたいですね。新しく入ってくれた21代にも飛んでいる姿を見せてあげたいですし……
◯グライダー搭乗体験報告
第3回TFを小山絹滑空場にて実施したと記しましたが、その滑空場の芝生等のお手入れをされている方からグライダー搭乗体験のお誘いをいただきました。
鳥コンに出場する以上、操縦技術が一定の水準まで到達していなければ、好記録を狙う以前に大事故を引き起こしかねません。ですので飛行感覚を養える機会を喉から手が出るほど欲していました。そんな時にこのようなありがたいお話をいただいたわけです。
ということで即諾させていただき、グライダー搭乗体験に行って参りました!
最初は慣れない浮遊感に苛まれ、風で機体が振動する度にビビっていましたが、徐々に慣れていくうちにフライトを堪能する余裕がでてきました。無限に続く大空を独り占め(※正確には二人占めです)しているようで最高でした!
また、45分ほどのフライトのうち、10分間ほど操縦させていただけました。当時TFにおいて、操縦は疎か、浮くことすらできていなかった僕にとっては非常に実りのある経験となりました。
このお誘いをくださった、『東京グライダークラブ』滑空場長の菊地様、ありがとうございました!
◯減量報告
6月の中旬から減量をスタートさせました。フィットネスアプリで摂取したものを逐一記録することで摂取カロリーを管理しています。また、筋肉量を維持するのに必要なタンパク質を確実に取るようにしています。減量未経験で浅い知識ではありましたが、順調に体重を落とすことができています。体重は落としても、トレーニング強度は落とさないように努めています。パイロットのエンジンとしての性能という点において、残された僅かな時間で出力重量比(出力/体重)をどれだけ上げられるか、もしくは落とさないかが勝敗の鍵を握っています。
○最後に
TBW19執行代も鳥コン本番まで残すところ20日余りとなりました。
最高のコンディションで本番を迎えるべく、これから身体を調整していきます。
応援宜しくお願い致します!
雨に祟られてTFができずもどかしいでしょう
焦りは禁物
無事でいてくれればいいです
こういう時,GTFだけでもできる環境の大学が羨ましく思えますね