2015/3/22(日) 11:05- 場所 筑波大学 春日キャンパス共用棟2階クラブ室2
追い出しコンサート 2015 3日目を開催しました。ご来場の皆様、ありがとうございました。
当日の様子をご覧ください。
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コンテンポラリーなコピバン(コンテンポラリーな生活)マイクに向かって開口一番、彼はこのステージを大トリに変えるのだと宣言した。そして、それは決してハッタリなどではなかった。シャウトが、ドラムソロが、コーラスが、3人の出す音すべてが大トリを錯覚させる程の熱を帯びていたからだ。なぜ彼らが本当の大トリを断念するに至ったのか、その経緯や事情を筆者は知らない。しかしながら、そのパフォーマンスはトリに引けを取らないものだったと思う。 M2. ゴミ箱人間さん M3. 死なない声を探す M4. 週末のエイトビート M5. 鉄腕ナインティーン M6. 笑えない日々、笑える毎日 M7. 反吐が出る前に |
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人間箱 4U
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Fuckin' Hot Rain(coldrain)ファッキンホットとは、英語で、端的に言えば、クソ暑いという意味である。その言葉通り、会場にクソ熱い雨を降らせた、そんな表現を何度も何度もされてきたバンドだが、それがあながち間違っていないのである。坪井(Vo)のシャウト、久保寺(Gt)・清野(Gt)の旋律、木邑(Ba)・藤浦(Dr)のリズム、降られる頭、飛び散る汗、どれもこれもがどうしようもなく暑くて、普段はクールな彼らのもう一つの素顔に、聴衆は興奮を隠せなかった。
M1. Final destination |
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ぽいふる(Tetra Edge)2014年の夏にはなちゃん(Dr)のおひろめバンドとして結成されたこのバンドも、ついに最後の出演となってしまった。彼女の太陽のような笑顔まぶしいドラマーとしての成長も、このバンド無くしてはあり得なかっただろう。彼女を囲む先輩メンバーたちのメンバー愛もとても微笑ましくて、MCではぽいふるイッキに爆笑したり、卒業メンバーへの言葉でうるっとさせられたり…… こういうバンドが組めたら最高ですね。
M1. Starting Line |
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あっぷる(VOCALOID)久々の出演となったVOCALOIDのコピーバンドあっぷる。全員が卒業生のバンドだ。このバンドのメインはなんといっても荘山(Gt)だろう。神武(Gt/Vo)が彼を誘ったことにより生まれたこのバンド、彼にとっても非常に思い入れが強いだろう。このバンドの素敵なところは、メンバー全員の結束を感じられるところだ。全員がバンドを大好きだということが伝わってくる。ひとまずは追いコンをもって解散という形にはなるが、メンバーの結びつきはいつまでも続いていくであろう。
M1. 空中アクアリウム |
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ザ・ミッシェルガンエレファントズ(THEE MICHELLE GUN ELEPHANT)ハイレベル。このバンドほどこの言葉が似合うバンドはいないだろう。今回のライブでも確かな技術に裏打ちされた、素晴らしい演奏を見せてくれた。出演の度に我々を唸らせ続けるこのバンドを、下級生は一つの目標として据えるのも良いのではないだろうか。そしてこのバンドも、門脇(Dr)の卒業で一つの節目を迎える。TOJOを代表するドラマーがまた一人いなくなってしまった。
M1. CISCO |
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オリオンをなぞるしょーやま(UNISON SQUARE GARDEN)卒業生いち寡黙な男:しょーやま(Gt)のコーラスが唯一聞けるとして有名なこのバンドも、今回で一区切りだ。初期曲・有名シングルから最新アルバムまで幅広いセトリを揃え、文字通り満を持して登場。めまぐるしく変わる曲調と一貫して伝わるメンバーの想いに、観客ははね、拳を突き上げ、思い思いに身体を委ねる。普段はおとなしいけれどユニゾンをやらせたら人が変わったように楽しそうに演奏する彼のこと、オリオンをなぞるたびに思い出すに違いないのだ。
M1. 場違いハミングバード |
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変拍子大好きクラブ
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代替われない.com
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終末時計(オリジナル)過去と未来そして現在、それぞれに思いを馳せるのが追いコンというものである。そういう意味では、過去の蓄積が最も感じられたのは終末時計のステージだったと筆者は感じる。k.TAMAYANの半生の現時点における集大成、それがこのバンドには詰まっている。音楽だけではない。彼の獲得してきた人脈や友人。それは、バンドメンバーたるy.FUKUDA、y.KANEKO、t.FURUSAWA。彼らは時に感情を分かち合い、時に衝突しながらここまで来たのだろう。徐々にパフォーマンスの質を上げてきた終末時計というバンドにとって、ここが1つの到達点となる。だが、終わったわけではない。なぁ、まだまだ終わりじゃないだろう?
M1. こんな時代に僕たちは |
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The Whitebaits
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俺のパンクロックがこんなに可愛いわけがない(SpecialThanks)追いコン最後にふさわしいパフォーマンスだった。もともとウマい4人が集まっている上に、出演の数を重ねるにつれ演奏のレベルも観客の熱も指数関数的に上がっていった彼ら、そのラストステージは最後にして最高のものであった。途中、ぼくはギタボがしたかった、でも環境がそれをさせなかった、後悔を残したまま追いコンを迎えてしまったぷれをし(Gt)のために、こーたけ(Vo/Gt)がマイクを譲った。まえぴ(Ba)は全員と目を合わせ、全員と向き合い、バンドの心臓の役割を果たした。誰もが愛し、遠くへ旅立つ門脇(Dr)は、誰よりも後ろにいるにもかかわらず、乱入した観客から最も多くの声援を受けた。どんな言葉でも書ききれない、彼らのすばらしさは。彼らのようなバンドに出会えたこと、その追いコンに、ラストライブに立ち会えたこと、誰もにとって宝物だ。
M1. Punk Rock Party |