地球学類クラス代表者会議

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授業紹介


地球学類が開講する1・2年次対象の授業について、いくつか紹介します。



● 1年次

◯地球環境学A・B(春・秋学期)
Aでは大気、海洋、水循環について、Bでは人間環境システム、人文地域システム、地形・地生態システムについて学びます。 オムニバス形式の授業なので、様々な先生の話を聞くことができます。


◯地球進化学A・B(春・秋学期)
Aでは惑星の進化と地球の内部構造、古生物、および地層についての講義。Bでは地震、鉱物と岩石、エネルギー資源、および日本列島の地質について学びます。
地球環境学同様オムニバス形式です。


◯地球学実験(春学期)
この授業では、地球科学の研究を行なう上で基礎となる観察やデータ処理などをします。内容は様々で、化石や鉱物の観察、分布図の作成等。地球科学の中の数多くの分野に触れることができます。


◯フレッシュマンセミナー・地球学セミナー(春・秋学期)
この授業では、クラスごとに分かれて地球科学に関する様々なことに取り組みます。大学の施設や研究所の見学に行ったり、大学院生によるお話を聞いたり、地球科学的な勉強をしてクラス内発表をするなど。
担任の先生により内容が決められるので、年度・クラスごとによって内容が異なります。


◯地球学野外実験(集中)
この授業では、フィールドワークを重んじる地球学類らしく、大学の外に出て実験・観察し、調査方法・観察方法、データ解析、結果のまとめ方について勉強します。
クラス担任の先生が開講されるので、年度によって内容は異なります。泊まりがけで行うので、じっくり学ぶことができます。




● 2年次

◯地球学野外調査法(春学期)
地球科学の各分野について、幅広く学びます
前半は、地質調査に関する必要な基本的事項(地質図の読み方・書き方、岩石鑑定など)、後半は大気・水文・地形現象及び人文地理・地誌に関する野外調査・観測・解析手法について。

◯地球統計学(秋学期)
地球学において、取得したデータの処理・解釈に必要となる、基本的な統計解析法についての授業です。実際の応用例を交えて、わかりやすく解説して頂けます。


◯地球情報学(秋学期)
地球科学を学ぶ上で有効なパソコンの知識・プログラミングについて、座学と実習にて学びます。


◯地球基礎数学(春学期)
微積分・ベクトルなどを、地球科学にどう生かすかを学べます。地球学類生のための数学講座です。


◯地球基礎物理・化学(秋学期)
地球学類生のための物理・化学の授業です。地球科学で必要な物理・化学的事項を、実際に如何に生かすかも交えながら講義してくださいます。


◯地球変動・資源科学(通年)
固体地球を構成する物質の循環や変動に関する基礎知識についての授業。
前半は地球内部-表層システムの物質循環、農集、散逸について、後半は固体地球の変動とそのメカニズムの基礎について学びます。


◯地球物質科学(通年)
隕石から地殻・マントル・地球内部物質まで、地球を構成している物質の多様性と安定性の基本的原理を理解し、それらの物質の変遷や履歴の基礎知識を理解します。


◯生物圏地球科学(通年)
地球史における生命活動の実体と、それを取り巻く物質の変遷を中心として、地球環境システムの仕組みと変遷についての基本的知識を学びます。


◯地誌学(春学期)
各種の地理概念・地域モデルといった地誌学的研究の基礎について学んだ後、具体的な研究例としてアジアの都市発展と環境問題について勉強します。


◯人文地理学(秋学期)
人文地理学の課題と内容、基本的な考え方について、位置・分布・地域・環境・警官・空間的相互作用などの主要な概念ごとに、
具体的な例を基にしながら学びます


◯水文科学(春学期)
水文科学の基礎的概念である「水循環」を支配する諸法則、循環の各過程について学びます。また、測定方法や水文現象解明のプロセスについての解説もあります。


◯大気科学(春学期)
大気現象の物理的性質、地球の熱収支、気候区分などについての講座。大気科学を理解する上で必要な数学・物理も学べます。近年話題の、地球温暖化やオゾン層破壊などの環境問題についての授業も。


◯地形学野外実験(集中)
地形学分野のフィールドワークです。場所は年度によって違いますが、過去には伊豆半島などへ。内容は、砂浜海岸・岩石海岸の特徴を学ぶ、山・海岸の成因などの考察を現地で行う等。


◯水文学野外実験(集中)
こちらも年度により、実験を行う場所・内容も変わってきますが、過去の例としては霞ヶ浦周辺の河川の流量・水質の調査、施設の見学や、石垣島にて開講されたこともあります。水文学的観測の基本的な手法・注意点、データの処理を学べることはもちろんですが、水文分野の先生方や大学院生との交流が持てる貴重な時間でもあります。


◯地質学野外実験(集中)
2013年度は、春学期に3回に分けて筑波山に野外実習に行きました。庭石集積場・石切場の断層面で見られる変成岩の観察や、地形の観察などです。年度により内容は多少異なりますが、主に岩石や地殻変動について学べます。例年この実習で岩石に興味を持った学生も多いので、まだ何の分野に進むか決めかねている方にはおすすめです。