筑波大学空手道部

練習日程:18:30〜20:30(月・金) 7:00~8:00(木) 

集合写真

団体概要

 「筑波大学空手道部」は1952年東京教育大学時代に誕生しました。今日にも空手部の伝統はOB・OGの先輩方から受け継がれております。基本から形・組手に至るまで多岐にわたるこの伝統の灯を絶やさぬよう、日々活動しています。
 現在、空手部として「関東団体1部昇格」「全国国公立大会上位入賞」を目標に練習しています。練習計画は基本を大切にし、効率の良い練習になるように考えています。また、大学から空手を始めたという部員も多く、部員相互にアドバイスするなどして上達するように心がけています。 

新入生にむけて

藤田総監督より

 うちの空手道部の特徴? そうだねぇ、やっぱり「科学的」ってことでしょうかね。何だか今更、この言葉も使い古されちゃってるけど。【藤田総監督】

ーーほかの人が言ってきたのとは違うと【藤原】

 うーん、「科学的な練習法」とか「合理的な技術を教える」なんて、ぶち上げるのは簡単だけど、それを実践するには本当は結構大変で、「科学の知」についての基礎的なトレーニングを、ちゃんと積んでこなきゃいけないと思うんですよ。

ーー先輩方はやはり、そこに重点を置かれてきたんですか

 まあ手前味噌になっちゃうかも知れないけど、私も麓監督も、大学、大学院と通じて本格的な科学の方法を学ぶことに、エネルギーを注ぎ込んできたと言えるかね(注:藤田総監督は教育学博士で千葉大学教授、麓監督は博士(スポーツ科学)で東京国際大学教授)。

ーー練習では部員もしっかり考えながら取り組んでいます

 空手の稽古って面白いよね。一つ一つの動きに解剖学的な合理性や力学的な裏付けがあって、自分を変えてゆくプロセスそのものが理知的で楽しい。音楽のリズムを使って、動きづくりのドリルを繰り返したり、脳神経生理学に基づいた練習法を自主的に編み出したりしながら。

ーー私も入学時にはそうだったのですが、どうも筑波大学の体育会空手道部というと、敷居が高いように思われてしまうようです。

 辛そうで怖そうなのかね(笑)。初心者はもちろんだけど、経験者もそれまで身に着けた技術を、脳が作る運動プログラムごと再構築できる、面白い絶好の機会だと思うんだけどね。

 前主将藤原のインタビューをもとに構成しました。

麓監督より

筑波大学空手道部は、1952年に発足した東京教育大学空手道部を前身として、1974年に創設されました。以後今日までたくさんの空手道部の卒業生を送り出してきました。以下、監督が考える空手道部の特徴を列挙します。

1.和道流の技術体系の習得を通じて、黒帯取得を目指します。(経験者の流派は不問です)

2.空手および空手道部に関わる全ての取り組みを通じて成長できます。

3.同学年、上級生、下級生、大学院のOB、OG、若い卒業生から古い卒業生まで、和気あいあいとしています。

4.自宅通学でもOKです。

5.留学生も歓迎です。

6.初心者にはわかりやすく丁寧な指導、また経験者には一味違った動きの方法や考え方を身に着けることによって、大きなレベルアップを目指せます。

参考資料:桐花会60周年誌、桐花会60周年誌編集委員会、2016年10月

     空手道に関する科学的研究とその展望、麓正樹、Strength  and   conditioning   journal   Japan,   Volume25,   Number2,   p2-9,   2018.