生い立ち
開学当初の筑波大学では、数多くの学生団体が設立されましたが、施設・設備、経済的な面において問題が山積していました。大学側への要求のためにも、サークル連合体が必要であろうとの立場から学生と大学との熱心な討議が行われました。その議論を通じて体育会の構想は出来上がり、学生役職者による自主運営というユニークな組織となりました。
一方、体育系団体では、各種学生連盟へ加盟するためには大学を代表する組織の認定団体であることが条件であった事から、組織化は待ったなしの状態でありました。
そこで1977年2月26日、他の系に先駆けて体育会仮発足式が行われ、初代執行委員会が活動を始めることとなりました。同年3月、「筑波大学における学生の課外活動団体の組織等に関する要項(現在の学長裁定)」が制定され、これにより体育会と大学が関係づけられ、体育会は正式にスタートしました。
体育会の目的
筑波大学体育会とは、体育系課外活動団体によって構成される学生組織で、以下の3つの目的をもっています。
- (1)筑波大学における体育の普及と向上をはかる
- (2)体育会に所属する団体の活動を援助し円滑にする
- (3)会員相互の親睦と理解を深める
この目的に沿って、会員である学生自身の手によって運営されています。
組織構成
体育会は以下に挙げる各機関によって構成されています。
代表者会議
体育会所属団体より選任された各1名の代表者によって構成される、体育会における最高議決機関です。体育会に関わる重要な事項の決定や大学に対する要望抽出の他、執行委員会から各代表者に向けた報告や連絡も行っています。
執行委員会
代表者会議の委託を受けて、実際に各所属団体に代わって体育会の会務を遂行しています。
委員長 | 1名 |
副委員長 | 3名以内 |
幹事 | 若干名 |
局長 | 10名 (総務、財務、会計、施設、書記、広報、渉外、企画、スポーツ・デー、医学) |
それぞれの任期は1月から12月までの1年間です。
局長としての任務を1年間遂行した後、それら局長の中から翌年の委員長・副委員長・幹事を選出します。
運営委員会
各所属団体から選出された1名ずつの委員によって構成されており、体育会の運営に関する実務を行います。
医学部会
医学団体の独自性を保つ事を目的とした、体育会の支部組織です。この医学部会と執行委員会の仲介機関として、医学部会執行委員会があります。
必要に応じて医学部会の最高議決機関である医学代表者会議を行い、医学部会に関わる重要な事項を決定します。
組織図
体育会本部
医学部会本部
大学との関わり・三系の関係について
体育会としてまとめた要望を大学へ申し入れたり、大学との間で情報交換を行う場として『課外活動連絡会』が設置されており、年に3回開催されています。
また毎月、文化系サークル連合会・体育会・芸術系サークル連合会によって『課外活動団体会議』(三系会議)が行われ、各系の報告や必要事項の審議を行っています。