少林寺拳法とは
少林寺拳法とは、護身術の一つです。人体の急所をうまく利用することによって力の弱い人や女性でも，相手を倒すことができる技術です。
少林寺拳法の技術は、3 法‥「剛法」、「柔法」、「整法」から成り立っています。まず「剛法」とは、突きや蹴りなどの打撃を用いる技です。次に「柔法」とは、相手につかまれた時に対処する技であり、相手の攻撃を封じたり、倒したり投げたりする技です。そして「整法」とは、人体の急所を活用し、関節、内臓機能、血液の流れ等を整える技術です。
少林寺拳法はこうした技術を学ぶために、左右、手足を偏ることなく、全身を均等に使用した運動ができます。そのため、護身術として技を学ぶだけでなく、健康増進、生涯体育としても非常に有効であり、日頃の練習を通じて精神面と肉体面を同時に鍛えることができる「身心一如」、「拳禅一如」の修行法です。
相手のことも考える少林寺拳法
少林寺拳法の練習は 2 人 1 組の相対で行うことが基本です。この相対を基本としている理由の 1 つとして、相対で練習することによって技を実践的に練習することができることが挙げられます。もう 1 つの理由として、2 人 1 組で互いに技を掛け合うことによって、自分だけではなく相手のことも自然と思いやって考えることができるようになるからです。
少林寺拳法の拳士は自分だけではなく相手のことも考えられる人となるので、道場での練習の雰囲気はとても和気あいあいとしています。自分の練習のために本気になり、そして相手の練習のために本気になる。古くからある「切磋琢磨」という言葉通りにお互いを高め合う少林寺拳法を通じて、自分の一生の友達ができることも多くあります。
もちろん新しい恋も。（笑）
普段の練習内容は、[活動内容]の練習内容の項目で紹介しています。
