【雙峰祭】カニムシを知っていますか
こんにちは。安富と申します。
皆さん、『カニムシ』をご存知ですか?
カニムシはコメつぶくらいの大きさで、シッポの無いサソリのような姿をした生き物です。鋏角類に分類され、クモやサソリやカブトガニの仲間になります。
もしかしたら、中学や高校の生物の教科書でカニムシを見かけたことがある人もいるかもしれません。
主に肉食の土壌生物の代表として紹介されるカニムシですが、実は土の中や落ち葉の下の他にもカニムシが生息している場所があります!
例えば、『トゲヤドリカニムシ』はスギやヒノキの樹皮の裏側に住んでいます。また、『イソカニムシ』や『コイソカニムシ』は海岸の岩の裏に潜んでいます。そして、小笠原諸島には世界最大級のカニムシである『テナガカニムシ』がいて、タコノキという植物の葉の隙間に暮らしています。
トゲヤドリカニムシ
イソカニムシ
さて、これを読んでカニムシに会いたくなったそこのアナタ!
実は11月頃からはカニムシ観察にうってつけの時期なのです!
私のオススメは『トゲヤドリカニムシ』です。スギやヒノキの木の皮をペリッとめくると案外簡単に見つかります。(神社の御神木とかは荒らさないように!)
皆さんも今年の秋冬は新たなムシの友達と出会いに、公園や山に出掛けるのはいかがですか?