福島潟の水草

カテゴリー:MT用

投稿日 2020812

更新日 2020年8月12日

一年に一度有名どころのポイントに遠征する.今年の遠征先は前回不完全燃焼に終わった福島潟.

オニバス池ではオニバスの種がちょうど真っ二つになっていた.思ったより殻が薄い.これで50年休眠するとはすごいぞオニバス.

オニバスとミズアオイ.よく見るとガガブタや巨大なミズオオバコもあってなかなかすごい空間である.福島潟はこの保護地と自然観察園(これも保護地)が凄いので,珍種にかんしてはどれも半野生とでもいうべきかもしれない.まあもう日本の平地のため池なんてそんなものです.ちなみにここの海抜,驚きの-1m

よく見るとホソバミズヒキモらしきものが.でもゆだるような40度級の暑さの中頑張るなあ.福島潟のは水温25度くらいで殖芽作って寝てたので何とも驚き.

ヒシの実ひろい楽しい.ヒシの実コレクションしたくなった.

面白いでしょこれ.殻が薄く感じることや,ここでは今もヒシの収穫が行われていることからもともとは食用に改良されていた名残なのではないだろうか.と思うと楽しいが,結構広い範囲で見られる型のよう.

コウホネと福島潟.泥被っている.コウホネってこういうものだよね

なんとなんとリュウノヒゲモ!本来は汽水の水草です.ここは海抜がマイナスなので,そういう時代の名残なのかもしれない.本当にきれいな草です.

泥水にコウホネ.コウホネの発芽には呼吸の代わりにアルコール発酵が主に使われているらしく,泥の中から無酸素でも発芽できるとか.

自然観察園のアサザ.自然観察園は「水生植物見分け道場」的なところがあって,しかも全部地物の在来種(というか生えてる)のでとてもいいです.各県にひとつこういう施設がほしい.

ガガブタ咲いてた.

囚われのトチカガミ,ではなく多分ザリガニ避け.管理地内でもザリガニに占領されてしまった地区があった.

ザリガニに人類が勝てた例はない,というのは本当のことである.巨人並みに強い

ミズアオイ.福島潟では珍しくないと聞いたが結局保護地でしか見られなかった.

無造作に捨てられたオニバスの葉.いい教材だ.でもこうやってオニバスの葉をぽいぽい捨てるせいであとで靴下を脱ぐ際などに手や足にオニバスとみられる棘が次々に刺さって結構つらかった.

プレミアム睡蓮鉢(1)福島潟産ヒシモドキ.小さいのは成長不良かな,暴れまわっているうちの株を見ると,がんばれと声をかけたくなるがむしろこのくらいに収まっていてほしい.

プレミアム睡蓮鉢(2)ミニチュアオニバス.閉鎖花をつけているので次世代とれるはず.このサイズで育てられるならオニバス育てたいです.でも一体どうやったらこんなにコンパクトに納められるのか.(たぶん,結構流行るってミニオニバス)

プレミアム睡蓮鉢(3)ミニチュアコウホネ,アサザ.どうやったらこんなにコンパクトに・・・

木船ビオトープ.トチカガミが絶好調でよかった

小さくても綺麗だよオニバスの花 スイレン科の面影がある

いつか野外で見つけたいトチカガミ

ヒシの実コレクション ヒシの実好きには垂涎.台湾の食用ヒシとコオニビシもほしかった.ヒメビシは最近になってやっと譲り受けたもので,それまで苦労したんだとさ

灼熱のドブにクロモ.こいつ本当に強い.ヒルムシロやイトモ?もみられた.